中国浙江省桐郷(とうきょう)市烏鎮(うちん)で開かれた第4回世界インターネット大会で、3GPPにおける5Gの科学技術成果物を紹介する華為の徐直軍(じょ・ちょくぐん)輪番CEO。(2017年12月3日撮影、桐郷=新華社記者/鄭煥松)
【新華社深圳1月25日】中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は24日、次世代(5G)通信規格の発表会を開き、同規格で世界初となる基地局向けの半導体チップ「天罡(てんこう)チップ」を発表した。
同社によると「天こうチップ」は処理能力が従来品の2・5倍に向上し、最新のアルゴリズムとビームフォーミングを搭載する。シングルチップで業界最高の64チャンネルまで制御可能だという。200Mの通信事業者のスペクトル帯域幅を極めて広い帯域幅でサポートし、将来のネットワーク配置のニーズをより一層満たすことができる。
同社のデータでは、AI技術に基づき5G基地局用チップを組み合わせることで消費電力を99%削減できる。同チップにより基地局設備のサイズは50%縮小し、重量も23%軽量化する。消費電力も21%削減し、標準的な4G基地局に比べ設置時間も半分に短縮するという。
発表では、同社はすでに世界で30件の5G商用化契約を結んでおり、2万5千以上の基地局が世界各地に出荷されている。
同社の通信事業者向け事業グループの丁耘(ライアン・ディン)総裁は「ファーウェイは長期にわたり基礎技術の研究と技術の投入に力を注ぎ、5Gの大規模な商用化で鍵となる技術にいち早く到達した。世界をリードする5Gのエンドツーエンド能力で5Gの簡素化されたネットワークと維持管理を実現し、大規模な商用化と環境の成熟化を進めていきたい」と述べた。
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