24日、研究会で講演する東京大学の刈間文俊名誉教授。(北京=新華社記者/郭丹)
刈間氏は、中国映画は日本の人々が中国文化を理解するための重要な窓口だと指摘し、次のように述べた。映画やテレビに関する記憶は、両国の人々が互いの文化を理解し合うために非常に積極的な役割を果たす。現在、中日両国では映画に関する協力が頻繁になっている。今後、中国の映画関係者にとって日本映画は二つ面で参考になるかもしれない。一つは、日本映画は観客の記憶を十分に活用することに長じている点で、これは映画のロケ地巡り観光を促進しており、一つの都市を映画で有名にしている。もう一つは、日本映画は歴史上の人物に対する人々のイメージを打破し、厳密な史実の基盤の上に現代の人々の考え方を融合させ、人物を再構築しているという点だ。例えば、テレビドラマ「蒼穹の昴」では、慈禧(じき、西太后)を普通人として描いて大きな成功を収め、中国と日本の両国民から高い評価を集めた。
今回の会議は日本の渥美国際交流財団・関口グローバル研究会(SGRA)の主催、中国人民大学文学院、清華東アジア文化講座の協賛で開催された。(記者/郭丹)
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