17日、経由地の千葉県の成田空港に到着した中国から提供されたトキ「関関」。(千葉=新華社記者/華義)
【新華社佐渡10月19日】中国のトキのつがい、雄の「楼楼」(ロウロウ)と雌の「関関」(グワングワン)を乗せたヘリコプターが17日午後5時12分、ゆっくりと新潟県の佐渡空港に降り立った。その後、日本での新しい家となる佐渡トキ保護センターへと移送された。中国が日本にトキを提供するのは2007年以来11年ぶり。
同センターの獣医師、金子良則さんはつがいのトキに一通りの検査を行い「2羽とも健康。トキはすでに日中友好交流の懸け橋となっていて、このような交流の機会が増えてほしい」と期待を寄せた上で「心を込めてトキの世話をするので安心してください」と語った。
同センターの所長、長谷川修治さんは、2羽を早く現地の環境に順応させるため、センターはすでに各種準備を整えていると紹介。日本の食べ物に慣れない可能性を考え、中国から輸入したドジョウを用意、ドジョウは2羽の日本到着後初めての「ご馳走」になったと述べた。