中国の習近平国家主席は１６日、北京の人民大会堂で英国４８グループ・クラブのスティーブン・ペリー議長と会見した。（北京＝新華社記者／劉衛兵）
【新華社北京１０月１７日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は１６日、北京の人民大会堂で英国４８グループ・クラブのスティーブン・ペリー議長と会見した。
習近平主席は、ペリー議長の再度の訪中に歓迎の意を表明し、次のように指摘した。１９５０年代初頭、西側諸国が中国に対し貿易封鎖を実施した際、ペリー議長の父君がイギリスビジネス界の有識者数十人を率い、多大な障害を乗り越えて中国を訪れ、「砕氷の旅」を開始した。「砕氷の旅」の精神が世代を超えて受け継がれていることをうれしく思っている。４８グループ・クラブを代表とする新世代の「砕氷者」は、引き続き熱意を持ち中英友好事業に身を投じている。中英の友情のたいまつは皆の共同の努力の下で代々受け継がれ、時間がたつほどに堅固になっていくと信じる。
習近平主席はまた、次のように指摘した。目下の世界情勢の下で、中国は貿易自由化と経済のグローバル化をさらに揺るぎなく支持する。われわれは国際問題の中で、交流や協力、理解、相互信頼を促進し、邪推や偏見、誤解を避けるよう提唱している。中国は、国が強くなれば必ず覇権を振るうという道を歩まない。われわれは世界平和の揺るぎない擁護者である。中国は人類運命共同体の構築を主張し、国と国の友好関係の発展を主張し、中英関係の「黄金時代」を作り上げていくよう力を尽くしている。
ペリー議長は次のように表明した。４８グループ・クラブは中国と外部世界との交流促進に努めており、中国の発展・復興の過程に積極的に関与したい。われわれは習近平主席の提唱した「一帯一路」構想と人類運命共同体理念を高く評価しており、引き続き「砕氷の旅」の精神に基づき、グローバル化や開放型世界経済の建設を支持し、「一帯一路」の枠組み内での英中協力の推進を支持する。
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