【新華社ウィントフック8月30日】中国の崔愛民(さいあいみん)駐アンゴラ大使はこのほど、新華社の書面インタビューに応じ、中国とアンゴラ両国の指導者は中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)北京サミットを通して、二国間関係の今後の発展の行方を深く討議していくことになると表明した。また、両国の協力を中国とアフリカ全体の協力や「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)構想に結びつけることで、平等互恵を基礎とする両国の共同発展は一段と促進され、さらに緊密化した中国・アフリカ運命共同体の構築に向け貢献することになるとの見方を示した。
崔氏は、間もなく開催されるFOCAC北京サミットは2006年の北京サミット、2015年のヨハネスブルグサミットに続き、中国・アフリカ友好の大家族が再会する場であり、双方の団結と協力の強大な活力を再び内外に明確に示することになると述べ、中国と発展途上国の団結と協力を力強く促進し、手を携え共に進み共同発展を目指すという新たな局面を形成することになると語った。
崔氏はまた、ロウレンソ大統領が任期中初めてフォーラムサミットに参加することもあり、アンゴラ側はサミットに高い関心を寄せていると指摘。同国政府の関係部門が「一帯一路」構想でもたらされる発展機会を前向きに検討しているほか、各界も中国がフォーラム設立以降に行ったアフリカ協力の理念や成果に対する議論を深めていると述べ、同国がサミットで新たな行動や措置が打ち出されることを期待し、サミットが中国・アンゴラ関係、特に各分野の実務協力に新たな原動力をもたらすことを願っているとの見方を示した。
崔氏は、当時のドスサントス大統領が2015年に中国を訪問し、その後程なくして開催されたヨハネスブルグサミット期間中でも再び中国の指導者と会談、両国協力の重点発展分野を一層明確にしたことを指摘。中国は「真・実・親・誠」という対アフリカ政策理念と正しい義利観を堅持しつつ、アンゴラと共に2015年のFOCACヨハネスブルグサミットでの成果を積極的に実行に移し、また中国企業がアンゴラで多くの分野の協力プロジェクトを実施したことにより、アンゴラ経済の発展と人々の生活水準の向上は力強く促進され、中国とアンゴラの戦略パートナー関係は、中国・アフリカ間における協力・ウィンウィン、共同発展の模範になったと述べた。
崔氏はまた、ロウレンソ大統領が対中関係の発展を外交上の優先項目としており、中国の改革開放の経験を吸収し、中国の助けを得ることを願っていると幾度も表明していることに言及。同国は中国・アフリカ間の全体的な協力への関与で積極的姿勢をさらに増していると語った。
崔氏はさらに、双方が今回のサミットを契機にサミットが打ち出す新措置を確実につかみ、投融資やインフラ建設、貿易、医療衛生、人員育成など従来の協力分野から新たな一歩を踏み出し、両国協力の質と効率の向上や構造転換、グレードアップを推し進めるべきとの見方を示した。また、人的・文化交流や国政運営での経験交流、貧困削減と民生、平和と安全保障、環境配慮と保護などの分野で協力を大幅に強化し、シンクタンクや学校、メディア、芸術団体、公益団体が役割を積極的に発揮することで、両国協力を共同発展に着実に反映させ、両国民に恩恵をもたらすべきとの考えを示した。
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