【新華社上海6月26日】第21回上海国際映画祭コンペティション部門の金爵賞(Golden Goblet Awards)の授賞式が24日、中国上海市の上海大劇院で行われた。
スイスとモンゴルの合作映画「OUT OF PARADISE」が最優秀作品賞を獲得した。審査委員会はこの映画のストーリーを「シンプルだが貧弱でなく、素朴で詩趣に富んでいる」と称賛した。
中国映画「阿拉姜色(ALA CHANGSO)」が審査委特別賞と最優秀脚本賞を受賞した。審査委員会は「この作品は率直で思想が深く、勇敢で妥協せず、人間関係の複雑さを描くと同時に、究極の命の問題に直面した人間の希望と救いも表現している」と評価した。
最優秀男優賞は「FRIDAY’S CHILD」で素晴らしい演技を見せた21歳の米俳優タイ・シェリダンが獲得し、「TADOUSSAC」のイザベル・ブレが最優秀女優賞を獲得した。
カナダとキューバの合作映画「A TRANSLATOR」で監督を務めたロドリゴ・バリューソとセバスチャン・バリューソ兄弟が最優秀監督賞を獲得。審査委員会はこの映画を「愛と理解と情熱についての映画であり、ストーリーは人々を信じさせ、感動させ、涙を催させる。感情が強く、痛みと愛が併存する」と評価した。
このほか、米映画「FRIDAY’S CHILD」が最優秀撮影賞を、フランスとベルギーの合作映画「Carnivores」が芸術貢献賞を受賞した。
日本の「さよならの朝に約束の花をかざろう」が最優秀アニメーション作品賞を、オランダのドキュメンタリー「THE LONG SEASON」が最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。
1993年に誕生した上海国際映画祭は、国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の中国唯一のコンペティティブ長編映画祭で、今回は500作品以上の国内外の映画が上映された。
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