【新華社北京5月5日】中国湖南省の中南大学愛爾眼科学院が発起、主導する近視ビッグデータ多施設共同研究事業がこのほど始まった。事業では複数国の科学研究者が6大陸3人種の近視ビッグデータの収集と分析を行い、環境などの要因と近視の発生、発展との関係を明らかにする。人類的課題である近視の発病メカニズムの解明が期待される。
第12回国際近視学会会長でオーストラリア国立大学教授のイアン・モーガン氏は、今回の研究事業は中国と世界の眼科領域の高度な融合だとした上で「今後のビッグデータ技術と人工知能(AI)設備の総合的運用による人類疾病研究の推進に対し、良い契機となるだろう」と語った。
中華医学会眼科学分会の楊智寛氏は、今回の研究事業は中国の科学研究チームがリーダーとなり、完全な独自の知的財産権を持つAI製品を実験の中心設備として運用していると説明。研究は中国の科学研究者による世界の眼科、視覚科学分野での革新的な進展を体現しており、研究成果が世界の近視疫学や発病原因、臨床的特徴、治療法に与えるメリットは大きいとの認識を示した。
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