【新華社西安12月7日】6日午前8時22分、中国の西安北駅と成都東駅を結ぶ初の動車組(高速列車)、D4251便が西安北駅をゆっくりと出発し、西安と成都を結ぶ高速鉄道が正式に開通した。1000年間中国の西北と西南を隔てていた秦嶺山脈を貫通し、李白が「蜀道の難」と歌った難所が歴史となった。
西成高速鉄道の全長は658キロメートル、運営時速は250キロメートルに達し、中国で初めて秦嶺山脈を貫いた高速鉄道となり、「中国で最もブレークスルーな高速鉄道」とも呼ばれる。 西成高速鉄道は陝西省西安市を出発し、安康市、漢中市、四川省広元市、綿陽市を経由し、江油駅で建設済みの成綿楽鉄道に接続し、成都市に到着する。
西成高速鉄道には、西安北、阿房宮、鄠邑(コ邑)、佛坪、洋県西、城固北、漢中、寧強南、朝天、広元、剣門関、青川、江油北、江油の14カ所の駅が設置されている。開通初期は、動車組列車19本の運行を計画し、西安-成都間の最速所要時間を4時間7分に短縮する。年末に新しい列車ダイヤを実施後、動車組列車62本の運行を計画し、西安-成都間の最速所要時間を3時間27分に短縮する。
専門家によると、西成高速鉄道の全線開通で中国の西部地域の高速鉄道網がさらに充実し、成都市、重慶市、西安市の3都市間の所要時間が1-5時間に短縮される。これにより、GDPが1兆7000億元の重慶市、1兆2000億元の成都市、6000億元以上の西安市がさらに緊密な相互接続を実現し、「西部黄金デルタ地域」がコンセプトから現実となり、中国の西部地域が「都市群」発展の新たな段階に入った。
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