【新華社ブダペスト11月28日】中国の段潔竜駐ハンガリー大使はこのほど、新華社記者の特別インタビューに応じた際、「『一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』の建設、中国・中東欧諸国協力(「16+1協力」)メカニズムのリードの下、中国とハンガリー両国の政治、経済貿易、金融、人文などの分野での交流は頻繁になり、豊かな成果を達成した」と述べた。
段潔竜大使は、中国とハンガリーの国交成立から68年にわたり、両国の関係は終始安定して発展し、友情と協力は終始両国関係の主旋律となり、両国国民の心に深く刻まれていると述べた。
段潔竜大使は「現在、中国とハンガリーの関係は歴史的に最も良い時期に入り、両国のハイレベル交流は頻繁で、政治の相互信用は強まり、実務協力の分野も拡大し、豊かな協力の成果を達成している」と述べた。
段潔竜大使は、また次のように述べた。2015年6月に中国とハンガリーの両国は「一帯一路」共同建設の政府間了解覚書を締結した。これは中国と欧州諸国が初めて締結した「一帯一路」共同建設の政府間協力文書となり、中国の「一帯一路」構想とハンガリーの「東への開放」政策の接続が成功したことを意味している。ハンガリーは、中国と「一帯一路」業務チームメカニズムを設立・始動した初の国家であり、このメカニズムを通して、双方は今後、実務協力をさらに強化していく。
段潔竜大使によると、両国首脳は今年5月、中国とハンガリーの関係を全面的戦略パートナーシップへと引き上げ、両国の関係を深め、実務協力を推進して新たにより広範な将来性を開拓することで合意している。 段潔竜大使また、「現在中国のハンガリーでの投資総額はすでに41億米ドルに達している。これは、中国の中東欧地域での投資総額の約半分を占めており、ハンガリーは引き続き、中国の中東欧地域における最大の投資ターゲット国としての地位を保持している」と述べた。
紹介によると、中国は、ハンガリーにとって欧州以外の最も重要な貿易パートナーだ。ハンガリーは、中国の中東欧地域第3位の貿易協力パートナーの地位を引き続き保持している。このほか、ハンガリーは中東欧地域のうち中国向け輸出農産物の許可証を最も多く取得している国家でもある。段潔竜大使は、両国が持続的に深化させている金融協力も、中国企業がハンガリーに進出するのに有利な条件を生み出していると述べた。中国人民銀行は2015年、中国銀行にハンガリーでの人民元決済銀行を担当する権利を付与した。これは、中東欧地域で初めての人民元決済銀行でもある。
段潔竜大使は、まもなくブダペストで開催される第6回中国・中東欧諸国首脳会議について、今回の会議は中国共産党第19回全国代表大会が勝利のうちに開催され、また「16+1協力」メカニズムの構築が5周年になった情況の下で開かれるので、中国とハンガリーの全面的戦略パートナーシップの深化、中国と欧州関係の全面的でバランスの取れた発展、「一帯一路」の建設推進、「16+1協力」レベルの向上にとって重要な意義を有していると述べた。段潔竜大使は最後に、中国とハンガリーの両国が全面的戦略パートナーシップを構築した背景のもと、両国の政治・経済貿易・人文などの分野での協力は必ず継続して深まり、両国の友好的協力は必ず新たなページを描き出すだろうと語った。
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