【新華社ネピドー11月20日】現在ミャンマーを訪問している王毅外交部長は１１月１９日、ミャンマー・ラカイン州情勢に対する中国の見方をメディアに紹介し、中国は三段階に分けて関連問題を解決することを提案すると表明した。
第一段階は、現地の停戦を実現し、安定した秩序を回復させ、人々が安らかに暮らし、離散しなくてもよい状態にすることだ。現在第一段階の目標は基本的に実現しており、事態が繰り返されないこと、特に再戦とならないことが鍵となっている。
第二段階は、各当事者及び国際社会がミャンマーとバングラデシュ双方のコミュニケーション維持と強化を共に奨励し、平等で友好的な協議を通し、問題解決の実行可能な経路をできるだけ早く見つけることだ。現在双方はすでに難民の本国帰還協定について基本的な一致に達しており、早急に署名して実行に移し、目に見える成果を上げることが望まれる。
第三段階は、問題の根源に向き合い、根本的な解決の策を検討することだ。貧困は不安定な情勢と衝突を招いた根源であり、ラカイン州には豊富な資源があるものの、発展が依然として停滞している。国際社会は同州の貧困脱却に対する支持と投資を拡大し、貧困脱却により発展をけん引し、発展により安定を実現するべきである。
王毅外交部長は、中国はミャンマーとバングラデシュ両国が二国間協議を通してラカイン州の問題を適切に解決することを終始主張していると述べ、中国の三段階に分けて解決するという考え方は、バングラデシュとミャンマーからの賛同を得ており、より多くの国家の理解と支持が得られることを希望し、また確信していると述べた。王毅外交部長は、また、中国はこの問題の解決推進のために引き続き積極的な役割を発揮することを望んでいると表明した。
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