【新華社ベトナムダナン11月9日】デジタル経済時代において、中国では革新による一連の成果が現れている。ネットショッピング、デジタル決済、シェア自転車などだ。中国の革新型経済が迸らせる巨大なパワーには、アジア太平洋経済協力（ＡＰＥＣ）も注目しており、また今年のＡＰＥＣダナン会議のテーマである「新たなダイナミズムの創出と共通の未来の促進」とも合致している。
米国のネット決済システムＰａｙＰａｌが発表した白書によると、デジタル決済の進化はアジア太平洋地域の消費者や企業の財務に大きな影響を与えており、中国が現在デジタル決済の流れをリードしている。
中国のインターネット経済の革新の潮流は現在、アジア太平洋地域全体に影響を与えている。「タイ版アリババ」、「フィリピン版ＷｅＣｈａｔ」、「インドネシア版滴滴」……中国で人気の様々なモバイルネットアプリが、アジア太平洋地区の多くの場所でローカライズされているのだ。多くの革新的でパワーのあるリーディングカンパニーが今、世界のコミュニケーション、消費、移動手段を変えつつある。
中国国際経済交流センターの副チーフエコノミックエンジニアである徐洪才氏は、中国はこれまでずっと開放型アジア経済と世界経済の発展の推進に注力してきたが、アジア太平洋地区が直面する成長のための原動力不足という問題に対し、革新こそが未来の経済の持続可能な発展の原動力となるだろうと語った。
ＡＰＥＣの重要なメンバーとして、中国の急速に発展する革新型経済は、アジア太平洋地域の協力に絶えず新たなダイナミズムを注ぎ込み、地域自由貿易の実体経済分野からインターネット経済分野への移行を展開している。
中国商務部の王受文副部長は、中国が今年のＡＰＥＣ会議に期待する成果の一つは、スムーズな貿易を全方位で推進し、『ＡＰＥＣクロスボーダーＥＣ利便化枠組み』を承認することだと語った。
中国の革新型経済発展は、アジア太平洋地域のその他の経済体に好影響を及ぼすことだろう。ブルームバーグのエコノミストである陳世淵氏は、中国の革新型経済の急速な成長がアジアのその他の経済体にプラスの波及効果を与え、その産業の高度化を助けるものとなると考えている。中国の革新型経済は中国だけのものではなく、アジアのものでもある。共に新経済を発展させ、地域の経済繁栄を実現することが、アジア太平洋の経済一体化の強化と継続を促進する新たなダイナミズムとなるだろう。
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