【新華社北京10月21日】多くの人々が注目する中国経済の「第3四半期(7-9月)報告」が19日発表された。第3四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%増となり、経済構造は最適化され、質と収益は向上した。中国経済はこの輝かしい「第3四半期報告」により、今年の「穏中向好」(安定的に上振れ)の構造をさらに強固にし、全面的な小康社会(ややゆとりのある社会)の決勝のためにさらに堅実な基礎を据えた。
6.8%!中国経済は9四半期連続で6.7-6.9%の範囲内に収まり、「穏」(安定)は中国経済運営のキーワードとなった。第3四半期の経済データにおいて、マクロ指標がより高い粘り強さを示している。
このほか、第3四半期のデータから見て、中国の経済構造の最適化や、原動力転換の効果が初歩的に表れ始めている。
まず、経済構造の最適化が続く
産業構造から見て、サービス業が主導的な役割が強まっている。1-9月の経済成長に対する貢献率は58.8%に達し、前年同期より0.3ポイント上昇した。
需要構造から見て、消費による貢献がさらに際立っている。1-9月の最終消費支出のGDP成長に対する貢献率は64.5%で、前年同期より2.8ポイント上昇した。
地域構造から見て、中西部地域の主要経済指標の増加率が全国を上回っている。東北地域は安定傾向が現れ、地域間の協力発展の効果もさらに強まった。
次に、経済の原動力転換が加速
一つの面として、新しい産業、新しい製品が急速に成長している。1-9月の戦略的新興産業の付加価値は同比11.3%増加し、一定規模以上の工業の増加率を4.6ポイント上回った。民間用無人機、工業用ロボット、新エネルギー自動車などの新しい製品の急速な成長が顕著だ。
別の面として、新しい業態、新しいビジネスモデルが力強く発展している。1-9月、実物商品のインターネット小売額は同比29.1%増に達し、引き続き強い増加傾向を保っている。デジタル経済、プラットフォーム経済、シェア経済などのモデルが広く浸透し、新しいサービスが絶えず誕生している。
そして、発展の質と収益が向上
1-9月、住民の所得は同比7.5%増加して、引き続きGDP成長率を上回り、さらに前年同期より1.2ポイント上昇した。1-8月の全国の一定規模以上の工業企業の利益額は同比21.6%増加した。1-9月の全国の一般予算収入は同比9.7%増加し、増加率は前年同期を3.8ポイント上回った。
良好な発展傾向にある際には、安定の中で不安要素を忘れず、良い状況の中で困難を知っておくことがさらに必要である。
我が国の発展段階から見て、発展の質と収益はまだ低く、革新能力も十分強くなく、実体経済の水準も改善が待たれる。最近の経済データから見て、1-9月の民間投資の増加率は依然として低く、民間投資の意欲と経済の内的原動力が不足していることを示している。
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