新華網北京9月5日(記者/閻子敏)中国外交部の耿爽報道官は4日に行われた定例記者会見で、米国政府がロシア政府にサンフランシスコのロシア総領事館などの公館を閉鎖するよう要求したことについての質問に対し、米国とロシアが国際法の基本原則を遵守することを基礎として、互いに尊重する精神に基づき、平等な対話を通して関連する問題を適切に解決するように希望すると述べた。
ある記者は次のように質問した。「報道によると、米国がこのほどロシア政府に、9月2日までにサンフランシスコのロシア総領事館など3カ所の公館を閉鎖するよう要求し、同日このうちの2カ所を閉鎖した。ロシアはこれについて大きな不満を表明し、ロシアに外交施設を直ちに返還するよう米国に求め、さもなければ二国間の関係が悪化する全ての罪を負うことになると非難した。中国はこれについてどのようにコメントするのか?」
これについて同報道官は、「『外交関係に関するウィーン条約』や『領事関係に関するウィーン条約』などの国際法と国際慣例に基づき、各国は自国に駐在する外交・領事施設及びその職員の正常な職務の執行に便益を与えなければならない。」と述べた。同報道官は、米国とロシアは世界で重要な影響力を持つ大国であり、世界の平和、安定、安全を維持する面で重要な責任を負っているとし、「我々は米国とロシアが国際法の基本原則を遵守することを基礎として、互いに尊重する精神に基づき、平等な対話を通して関連する問題を適切に解決するように希望する」と述べた。
(新華社より)
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