新華網北京9月5日 世界中が注目する中、第9回BRICS首脳会議が4日、厦門(アモイ)国際会議センターで開催された。習近平国家主席が会議を主宰し、「BRICSパートナーシップを深化し、より輝かしい未来を切り開く」と題した重要談話を発表した。
習主席の談話は国際社会で大きな反響を呼んだ。国際社会は過去10年間に及ぶBRICS協力の輝かしい成果を賞賛し、BRICS協力がより実務的に「行穏致遠(穏やかに遠くまで)」発展するものと見なし、BRICS協力の第2の「金色の10年」が世界のニーズに応えることができると期待している。
協力の道を正しく見つけ 発展の大きな成果を分かち合う
習近平主席は談話で「BRICS協力が急速的な発展を収めたカギは協力の道を正しく見つけたことにあり、それには互いに尊重し、助け合い、自国の国情に合った発展の道を手を携えて進み、開放・包容、協力・ウィンウィンの精神を守り、経済・政治・人文協力を絶えず推し進めてきている。また、国際的な公平と正義を提唱し、他の新興市場国や発展途上国と心を合わせて助け合い、共同で良好な外部環境を作り出す。」と述べた。
オーストラリア革新・金融研究院の郭生祥院長はこの観点に賛同し、BRICS5カ国は異なる大陸・地域にあり、資源保有量や発展の道のりは異なるが、発展の段階は似かよっており、協力において資源の相互補完だけでなく、発展の道のりやその方式も互いに参考にし合うことができると見なしている。
国連の事務総長補で国際貿易センターのゴンザレス事務局長は「BRICSメカニズムは10年前にゼロから出発してから、大きな成果を遂げてきた。このメカニズムが表す開放と協力の精神は正しい方向性を代表している。BRICS5カ国は意思疎通を強化し、共に声を上げ、世界が共に課題に向き合う中でますます重要な役割を果たしていくだろう。」と指摘する。
グローバルガバナンスに参加し、世界の期待に返答
習近平主席は、「目下、世界の構えは深刻かつ複雑な変化が発生している。この背景の下で、BRICS協力はさらに重要となっている。五ヵ国の人民はわれわれが手を携えて発展を促進させ、人民の福祉を高めるよう望んでいる。国際社会はわれわれが世界平和を守り、共同発展を推進するよう期待している。」と述べた。
カザフスタンの世界経済政治研究所のイジモフ・ヨーロッパとアジア問題の専門家・教授は、「当面の世界形勢のもとで、BRICSメカニズムは多極体制の世界の形成を推進することができる。ほかの新興市場国と発展途上国がBRICS諸国と協力して、自国の経済の発展に新たな原動力とチャンスをもたらすように希望している。」と述べた。
欧州議会対中関係代表団のジョー・ライノン(音訳)議長は「気候保護法や『パリ協定』及び2030持続可能な開発目標の実現は、欧州連合(EU)とBRICS5カ国による全方位的な深い協力が欠かせない。EUはBRICS5カ国と効果的なパートナーシップを構築し、世界的な課題に対応するために、より多くの積極的な貢献を払っていきたい。」と述べた。(参加記者:徐海静、聶晓陽、施建国、陳威華、趙焱、楊士龍、李桃、劉姝君、張逸之、田棟棟、周良、鄭江華)
(新華社より)
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