新華網北京8月31日（記者/王慧慧、呉嘉林）外交部は30日、国内外メディアに向けブリーフィングを開催した。外交部の王毅部長が、習近平国家主席が主宰する第9回BRICS首脳会議と、新興市場国・発展途上国の対話会の関連状況を紹介し、記者の質問に答えた。
王毅部長によると、第9回BRICS首脳会議はまもなく開幕する。習近平主席がBRICS諸国の首脳と共に、BRICS協力及び共通の関心を寄せる問題について深く意見を交換し合う。会議期間中、中国はさらに新興市場国と発展途上国の対話会も主催する。BRICS5カ国及びエジプト、ギニア共和国、メキシコ、タジキスタン、タイの首脳がアモイで一堂に会し、新興市場と発展途上国の協力の遠大な計画について協議する。9月3日午後から4日午前まで、中国は今まで最大規模のBRICS商工フォーラムを開催し、習近平主席が、商工フォーラム開幕式に出席して基調演説を行う。9月4日午前、BRICS首脳会議はアモイ国際会議センターで開幕する。習近平主席が指導者小規模会議と大規模会議を主宰・招集する。各国の首脳は『首脳アモイ宣言』を採択した後、BRICS5カ国の首脳らは、BRICS国家文化フェスティバルの開会式典兼文化写真展覧会及び商工理事会対話会と調印式などのイベントに出席する。さらに当日の夜には、習主席と夫人の彭麗媛氏が各国首脳と夫人のための歓迎会を開催する予定で、中国は各国首脳と代表者に中国の特色ある文化イベントを用意している。9月5日午前、習主席の主宰によりは新興市場国と発展途上国の対話会を行い、対話会の後、中国は主席声明を発表する。対話会終了後、習主席は国内外向けの記者会見を行う予定だ。
王毅部長は、「10年間の発展を経て、BRICS諸国はすでに世界経済の成長促進、世界の秩序変革の推進、世界平和の安定維持における重要な力となっている。2017年、BRICS協力は2期目の10年に入る。これまでの過去を受け継ぎ、未来を開く重要な段階において、中国はBRICS議長国としての責任を担っている。現在の世界を見渡すと、国際情勢は深刻で複雑な変化を経験している。BRICS諸国は新興市場と発展途上国の代表として、様々な世界的挑戦に対応する点で積極的且つ建設的な役割を発揮する責任と能力を有している。中国はその他の加盟国と共に、BRICS協力を大きく、実際的で、強くし、BRICSメカニズムの『純度』を向上させ、5カ国に幸福をもたらし、さらに世界に恩恵を与えることを望んでいる。」と述べた。
王毅部長はさらに次のように指摘した。アモイ会議は5つの分野で期待に値する。第一に、より大きな発展協力を形成すること。第二に、より大きなBRICSの声を響かせること。第三に、より強固な社会の基礎を据えること。第四に、より幅広いパートナーシップを構築すること。第五に、より有力なメカニズム設立を形成することである。これら5つの分野の成果は、世界経済と国際情勢の発展と密接に関係し、BRICS諸国と大きな新興市場と発展途上国の共通の需要とも密接に関係しており、壮大な志を体現するとともに、実行可能性と実務機能も兼ね備え、BRICSパートナーシップの深化、BRICS協力の2期目の「黄金の10年」始動のために強固な基礎を据えるものとなる。
王毅部長は、「各国の共同の努力の下、アモイ会議は歴史において鮮明な記録を残し、新たな協力の道のりを始める会議となるだろう。BRICS諸国の協力の船、友情の船は、時代の流れに乗り、帆を上げて出航し、さらに素晴らしい明日へと進んでいく！」と述べた。
（新華社より）
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