新華網ニューデリー8月28日(記者/白純)「これまでの20年間に、BRICS協力メカニズムは世界経済の発展に重大な貢献を行ってきました。これはテロリズム撲滅、インターネットセキュリティ、気候変動など他の問題を除く、BRICS諸国にとっての最大の成果でもあります。」インド・デリー大学政治学部のサディール・グプタ(音訳)教授はこのほど、新華社記者の特別インタビューに応じた際、BRICSメカニズムが実現させた成果を高く評価し、BRICS諸国は世界の経済成長の重要な原動力だとの考えを示した。
グプタ教授は、ここ数年、一部の西側諸国がBRICS協力メカニズムの将来性を疑い、BRICSが徐々に「色あせしている」とみなしているが、このような見方は非科学的で不正確なだけでなく、BRICS諸国の急速な発展に対する西側先進経済体の脅威感を側面から反映するものだと指摘した。
同教授は、「西側諸国がBRICS協力メカニズムに懐疑的なのは、BRICS諸国に代表される新興経済国の発展ペースが徐々に西側諸国に追いつき追い越す勢いになっているからです。」と述べた。
グプタ教授は、2017年6月に中国国家開発銀行研究院とBRICSシンクタンク協力の中国側理事会が共同で作成したBRICS諸国の持続可能な開発に関するレポートは、BRICS諸国の経済がそれぞれの特徴と高い相互補完性を備えていると指摘している。
このほか、BRICS諸国の人口は世界の約44%、経済総生産は世界の約23%を占めている。BRICS諸国はすでに世界経済の上位に躍り出ており、世界経済の発展推進にますます大きな役割を果たしている。
「強大な人口による支えと豊かな資源はBRICS諸国発展の基礎ですが、成長モデルの転換を考えなければならず、BRICS諸国は技術研究開発分野で絶えず革新改革を進め、またBRICS新開発銀行における協力を強化し続けるべきです。」とグプタ教授は述べた。
同教授はさらに、中国の「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設はより多くの国家を共に発展させ、鉄道、道路、石油や天然ガスのパイプライン、電力網、インターネット、船舶輸送などのインフラ建設を網羅していて、BRICS協力メカニズムは「一帯一路」建設と有機的に結合し、BRICS諸国にも恩恵をもたらすべきだと述べた。
まもなく中国アモイで開催される第9回BRICS首脳会議に対する期待についてグプタ教授は、「中国がBRICS諸国のリーダーとして、将来的にリーダーシップを発揮することを望んでいます。」と述べた。
(新華社より)
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