中国東方航空は30日午後、上海―西安―シガツェ(日喀則)区間の運航を開始しました。
この区間では、高原での飛行に適応させるため、旅客機の客席向け酸素供給システムやコクピット加圧システムなどについて改装が行われるほか、世界最新レベルのGPS技術を採用、経験豊富なクルーを配置するなど、飛行の安全確保に努めているとのことです。現在、同路線では毎週の木曜日と日曜日にそれぞれ往復便が運行されています。
東方航空側は、「この区間の開通により、上海からチベットまでの距離が一挙に縮まった。シガツェと東部沿海地区との協力と交流を強化し、世界的な観光地を構築することにも重要な意義を持つものとなる」としています。
なお、2016年、チベットを訪れた上海の観光客の数は延べ30万人に達しており、今後その数はさらに増えると予測されています。
(中国国際放送局)
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