中国西部の山西省呂梁市興県瓦塘鎮から、東部の山東省日照港までを結ぶ鉄道路線、瓦塘・日照鉄道の南部線が10日、運営を開始しました。これにより、中国東部と西部をつなぐ石炭資源の運輸ルートである瓦塘・日照鉄道が全線開通したことになります。
済南鉄路局によりますと、この鉄道は13都市を経由しており、全長約1270キロだということです。
瓦塘・日照鉄道の建設プロジェクトは2009年12月にスタートしました。この鉄道の設計速度は時速120キロで、設計運輸能力は年間2億トン、列車荷重30トンを基準に設計・建設されています。中国西部の石炭を東部に輸送する唯一のルートとして、今後、山西省と周辺地域からの石炭輸送コストの削減が見込まれています。
(中国国際放送局)
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