新華網北京7月11日 1997年に初めての一陣の幹部が「対口支援(ペアリング支援)」で新疆ウイグル自治区現地に赴いてからの20年間、特に中国共産党第十八次全国代表大会以降、中央政府の各部・委員会と19の省・市は、中央の新疆ウイグル自治区を治める方略と、同自治区に関する習近平総書記の一連の重要演説の精神を徹底して実行し、約2万人の支援幹部と技術人材が西部に赴き、現地の各民族の問題の解決に注力してきた。これにより、現地の経済、社会、文化等の各事業の発展と進歩が大きく促進されてきた。
新疆ウイグル自治区発展改革委員会が提供したデータによると、同自治区での「対口支援」、特に新しい支援が開始されてから、新疆の民生は大きな益を受けている。「第12次五カ年規画(2011-2015年)」期間中、計5161件の新疆支援事業が実施され、580億3000万元が投資された。この期間中、500万人以上の住宅条件が改善され、20万人以上に安定した雇用が提供され、222カ所の学校が新規建設される等、基本的な公共サービスレベルが大幅に向上した。
民生問題の重点的な解決に続き、ペアリング支援を提供する19の省・市は今後、貧困救済に重点を置く計画だ。同自治区南部地区では、豊作の年の暮らし向きはいいが、災害の年には貧困状態に逆戻りしてしまうという現象が起きており、さらに第2、3次産業が初期段階にあり、雇用提供に限界がある現状で、支援する省・市は「雇用第一」を堅持し、各族の群衆の現地での雇用を目指す。
知力と人材における支援が、新疆ウイグル自治区のソフトパワー発展を向上させる要である。20年間、前後して計9回にわたり1万9000人以上の幹部が同自治区に派遣されてきた。このうち、新たな支援業務が展開されてからは、計3回にわたり1万5000人の中国内地の幹部が天山山脈の南北部に赴いた。彼らは、苦労をものともせず、多くの汗と努力で現地住民の幸せを実現してきた。
踏み込んだ支援業務が展開されるのにともない、中央政府の各部・委員会と支援を提供する省・市は、「対口支援」は新疆ウイグル自治区と中国内地の間の交流と往来の強化を促進し、各民族の団結と融合を増進する絆となっていることを深く認識するようになった。それぞれの優位性を踏まえ、革新的な方法を常に実施することで、中国内地と同自治区の相互交流を推進し、往来と融合を充実させ、現地の長期的な社会の安定の実現のために協力の手を差し伸べている。
(新華社より)
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