米専門誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション」最新号に掲載された研究論文から、フライドポテトを食べると早死にするリスクが高まることが明らかになった。生命時報が伝えた。
論文の主著者である、イタリアのパドヴァにある国家研究機関「イタリア学術会議(CNR)」の研究者ニコラ・ヴェロネーゼ氏は、「フライドポテトを好んで食べる人はますます増えており、そのフライドポテトの多くが、揚げ過ぎたものだ」と指摘した。
研究チームは、フライドポテトの摂取と早死にするリスクとの関係を探る目的で、45歳から79歳までの被験者4440人を対象とする追跡調査を8年間実施、彼らが毎週食べた、フライドポテトおよび油を使わない方法で調理したジャガイモの量に関するデータを収集した。追跡調査の期間中、被験者のうち計236人が死亡した。
研究の結果、フライドポテトを食べない人たちに比べ、毎週2回以上フライドポテトを食べた人は、早死にするリスクが2倍に上った。
ニューヨークの登録栄養士のステファニー・シフ氏は、「ジャガイモを油で調理する過程で、アクリルアミドという化学物質が発生する可能性がある。アクリルアミドは、人体に悪影響を及ぼす恐れがあるため、摂取はできるだけ控えた方が良い」と注意を促している。
(人民網日本語版)
推薦記事: