新華網北京6月7日(記者/孙辰茜)外交部の華春莹報道官は6日、次のように表明した。中国側は日本の安倍晋三首相の「一帯一路」に関する発言に注目している。「一帯一路」は日本を含む世界各国にとって有利であり、日本側が中国側と「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設の枠組みのもとでの協力を検討することを歓迎する。
報道によると、安倍首相は5日、次のように表明した。「一帯一路」構想が国際社会の共通の考え方を十分に取り入れ、環太平洋の自由で公正な経済圏に融合し、地域と世界の平和と繁栄に貢献していくことを期待する。国際的な共通認識においては、インフラ整備の建設プロセスで透明で公正な調達を実行し、インフラ完成後に各側が利用できることなどを含める。日本側はこうした観点から、中国側とともに、「一帯一路」をめぐって協力したい。報道によると、安倍首相のこの発言は中国との関係改善に向けて努力する姿勢を示した可能性が高い。
華春瑩報道官は定例記者会見で、これに対して次のように述べた。「一帯一路」建設のプロセスで、中国側は終始、沿線国とともに、公正で、合理的で、透明な国際経済貿易投資の規則とシステムの構築を推進することに尽力してきた。まさにこの精神に沿って、中国は多くの国と「一帯一路」の実務的な協力協定を締結し、全方位的で多分野に及ぶ協力の規則と具体的なプロジェクトを実施している。
華春瑩報道官はまた、次のように述べた。「一帯一路」は重要な国際公共製品であり、開放的で包括的な発展のプラットフォームであり、日本を含む世界各国にとって有利になる。各国はすべて平等な参加者で、貢献者及び受益者だ。中国側は「一帯一路」構想は、中日両国が互恵協力、共同発展を実現する新しいプラットフォームと「試験田」になり得ると考え、日本側が中国側と「一帯一路」建設の枠組みのもとでの協力を検討することを歓迎する。「我々は日本が両国関係を改善したいという願いを行動において確実に実行することを望む。」と華春瑩報道官は語った。
(新華社より)
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