日本の歌手中孝介(あたり・こうすけ)さんの中国ツアー『恋・思い出のすぐそばで"島歌王子"中孝介演唱会2017」が19日夜、北京の世紀劇院で開催されました。中さんは、日本の民族音楽と流行民謡の間で自在に変換する独特の歌唱法で、「島歌王子」と呼ばれる実力派の歌手です。
会場外で待つファンたち
当日の世紀劇院の会場内の席は、開演前ながらも、おしかけたファンで満席。ファン達は期待を胸に開演を待ち望む姿が見られました。
開演直前、中孝介さんがステージに登場、中国語で挨拶しました。そんなに上手ではないものの、聞き取れるレベルの「可愛い」中国語には、会場のファンからも思わず『可愛い!頑張って!』との声が漏れました。
ステージはとてもシンプルなつくりでしたが、開演してまもなく、中国で有名な楽曲『童話』を歌い始めると、会場内の人々も一瞬で盛り上がり、大合唱が始まります。続けて中さんは、他にも中国で大変な人気を誇るアニメ『夏目友人帳』のテーマ曲を歌い、会場は大盛り上がり。その後、「夏夕空」「雪の華」や、映画『ラブレター』の主題歌「長い手紙」などを披露しましたが、なんといっても極めつけはアンコールで唄った1曲「青藏高原」でした。中国人でも歌い上げることが難しいこの曲を中さんが歌いあげるなか、コンサートはクライマックスを迎えました。
サイン会を待つファンたち
コンサート直後に行われたファン向けのサイン会を終えた中さんは、「中日友好を願って開催された中国コンサートツアーですが、中国のファンの皆さんはとてもやさしく、可愛い人ばかりでした」と感慨深く語りました。
「2017中孝介中国ツアーコンサート」はこの他にも、長沙、上海、広州、深センなどの都市で開催が予定されています。
ポスター
【公演スケジュール】
5月21日(日)長沙公演 湖南大劇院 開演20:00~
5月25日(木)上海公演 美琪劇院 開演19:30~
5月26日(金)広州公演 星海音楽庁大庁 開演19:30~
5月28日(日)深圳公演 南山文体中心大劇院 開演20:00~
(中国国際放送局)
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