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「一帯一路」国際協力サミットフォーラム円卓サミットで共同コミュニケが採択され
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-05-16 15:13:30 | 新華網 | 編集: 郭丹

   新華網北京5月16日 「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」国際協力サミットフォーラム円卓サミットが15日、北京の雁栖湖国際会議センターで開催された。30ヵ国から来た指導者や国際連合、世界銀行、国際通貨基金(IMF)の責任者が円卓サミットに出席し、「国際協力の強化、『一帯一路』の共同構築、ウィンウィン・発展の実現」のテーマをめぐり、発展戦略の連結や相互接続の推進、人的・文化的交流の推進といった議題について意見を交わし、広範なコンセンサスを達成して共同コミュニケを採択した。中国の習近平国家主席が円卓サミットを主宰した。

   共同コミュニケの主な内容は次の通り。

   我々は政策の疎通、設備の連結、貿易の円滑化、資金の融通、民心の融合を重点的に推進する必要性について再確認し、各国の法律・法規と関連の国際義務に基づくべきであることを強調して、以下の実情に即した行動を取る。

   (1)対話と協議を強化し、各国の発展戦略の連結を促進し、欧州、アジア、南米大陸、アフリカなどの地域間におけるパートナーシップに向けた努力を促進する。

   (2)マクロ経済問題について深く協議を重ね、既存の多国間・二国間の対話協力メカニズムを改善させて、実務的協力と大型プロジェクトに力強い政策支援を提供する。

   (3)イノベーション協力を強化し、eコマ-ス(電子商取引)、デジタル経済、スマートシティ、科学技術園区などの分野における革新的な行動計画を支援し、知的財産権を尊重するとともに、インターネット時代のイノベーション創業モデルの交流を強化することを奨励する。

   (4)道路、鉄道、港湾、海上・河川輸送、航空、エネルギーパイプライン 、電力、海底ケーブル、光ファイバー、電気通信、情報通信技術などの分野における実務的協力を推進し、新ユーラシア大陸橋、北極海航路、中間回廊などのマルチモーダルな総合的回廊及び国際基幹ルートの建設を歓迎して、国際的なインフラネットワークを徐々に構築していく。

   (5)関連の国際基準を参考にし、必要時に規則体制や技術基準などを統一させる手段を通じて、インフラ計画とインフラ整備による協同効果の最大化を実現させる。そして、民間資本のインフラ整備投資のために、有利で、予測できる環境を育む。また、雇用の増加、効率向上に有利な分野で政府・民間のパートナーシップを促進させ、国際金融機構がインフラ整備に対する支援と投入を強化することを歓迎する。

   (6)経済貿易協力を深め、多国間貿易体制の権威と効果を守り、世界貿易機関(WTO)第11回閣僚会議で積極的な成果を獲得するよう共に推進する。また、貿易・投資の自由化と利便化を推し進め、一般民衆に貿易の中から利益を受けさせる。

   (7)新しい貿易成長軸の育成、貿易の均衡の促進、電子商取引及びデジタル経済の促進などの方式を通じて、貿易を拡大し、関心を示す国が自由貿易区を設置し、自由貿易協定の交渉と署名を行うことを歓迎する。

   (8)世界のバリューチェーンの発展とサプライチェーンの連結を推進すると同時に、安全な生産を確保し、社会保障システムを強化する。双方向の投資を増加し、新興産業、貿易、工業パーク、越境経済パークなどの分野の協力を強化する。

   (9)環境、生物の多様性、自然資産の保護、気候変動対策、災害対策、災害削減、災害リスク管理能力の向上、再生可能なエネルギーとエネルギー効率の促進などの分野の協力を強化する。

   (10)通関手続きなどの情報交流を強化し、監督管理の相互承認、法執行の相互協力、情報の共有を推進する。税関の提携を強化し、手続きの統一化、コスト削減などの方式によって、貿易の利便化を促進すると同時に、知的財産権保護の協力を促進する。

   (11)長期的で安定した持続可能な融資システムの構築に協力する。金融施設の相互連結を強化し、投資・融資モデルとプラットフォームを革新し、金融のサービス水準を引き上げる。現地の金融市場により良いサービスを提供する機会を模索する。開発型金融機関が積極的な役割を発揮し、多国間開発機関との協力を強化することを奨励する。

   (12)安定した公平な国際金融システムの構築に向けて貢献する。決済システムの提携と金融包摂などのルートの推進を通じて、金融市場の相互開放とコネクティビティを促進する。金融機関が関係国と地域に出先機関を設立することを奨励する。自国通貨での二国間貿易決済・協力協定への署名を推進し、 自国通貨の債券・株式市場を発展させる。対話を通じた金融提携の強化を奨励し、金融リスクを回避する。

   (13)人文交流及び民間の結びつきを強化し、教育、科学技術、スポーツ、衛生、シンクタンク、メディア及び実習・研修を含む能力開発などの分野の実務的協力を深化する。

   (14)さまざまな文明間の対話と文化交流を奨励し、観光業の発展を促進し、世界の文化及び自然遺産を保護する。

   我々が「一帯一路」建設を手を携えて推進し、コネクティビティの提唱をリンクさせる努力を強化し、国際協力に向けて新しい機会を提供し、新しいエネルギーを注入することは、開放型の包括的で包摂的なグローバル化の実現を推進するために有益だ。

   我々は次の内容を再び言明する。平和を促進し、互恵協力を推進し、『国連憲章』の趣旨・原則と国際法を尊重することは我々の共同責任だ。包括的で持続可能な成長と発展を実現し、人民の生活水準を高めることは我々の共同目標だ。繁栄した平和な人類の運命共同体を形成することは我々の共同の願いだ。

 

(新華社より)

 

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「一帯一路」国際協力サミットフォーラム円卓サミットで共同コミュニケが採択され

新華網日本語 2017-05-16 15:13:30

   新華網北京5月16日 「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」国際協力サミットフォーラム円卓サミットが15日、北京の雁栖湖国際会議センターで開催された。30ヵ国から来た指導者や国際連合、世界銀行、国際通貨基金(IMF)の責任者が円卓サミットに出席し、「国際協力の強化、『一帯一路』の共同構築、ウィンウィン・発展の実現」のテーマをめぐり、発展戦略の連結や相互接続の推進、人的・文化的交流の推進といった議題について意見を交わし、広範なコンセンサスを達成して共同コミュニケを採択した。中国の習近平国家主席が円卓サミットを主宰した。

   共同コミュニケの主な内容は次の通り。

   我々は政策の疎通、設備の連結、貿易の円滑化、資金の融通、民心の融合を重点的に推進する必要性について再確認し、各国の法律・法規と関連の国際義務に基づくべきであることを強調して、以下の実情に即した行動を取る。

   (1)対話と協議を強化し、各国の発展戦略の連結を促進し、欧州、アジア、南米大陸、アフリカなどの地域間におけるパートナーシップに向けた努力を促進する。

   (2)マクロ経済問題について深く協議を重ね、既存の多国間・二国間の対話協力メカニズムを改善させて、実務的協力と大型プロジェクトに力強い政策支援を提供する。

   (3)イノベーション協力を強化し、eコマ-ス(電子商取引)、デジタル経済、スマートシティ、科学技術園区などの分野における革新的な行動計画を支援し、知的財産権を尊重するとともに、インターネット時代のイノベーション創業モデルの交流を強化することを奨励する。

   (4)道路、鉄道、港湾、海上・河川輸送、航空、エネルギーパイプライン 、電力、海底ケーブル、光ファイバー、電気通信、情報通信技術などの分野における実務的協力を推進し、新ユーラシア大陸橋、北極海航路、中間回廊などのマルチモーダルな総合的回廊及び国際基幹ルートの建設を歓迎して、国際的なインフラネットワークを徐々に構築していく。

   (5)関連の国際基準を参考にし、必要時に規則体制や技術基準などを統一させる手段を通じて、インフラ計画とインフラ整備による協同効果の最大化を実現させる。そして、民間資本のインフラ整備投資のために、有利で、予測できる環境を育む。また、雇用の増加、効率向上に有利な分野で政府・民間のパートナーシップを促進させ、国際金融機構がインフラ整備に対する支援と投入を強化することを歓迎する。

   (6)経済貿易協力を深め、多国間貿易体制の権威と効果を守り、世界貿易機関(WTO)第11回閣僚会議で積極的な成果を獲得するよう共に推進する。また、貿易・投資の自由化と利便化を推し進め、一般民衆に貿易の中から利益を受けさせる。

   (7)新しい貿易成長軸の育成、貿易の均衡の促進、電子商取引及びデジタル経済の促進などの方式を通じて、貿易を拡大し、関心を示す国が自由貿易区を設置し、自由貿易協定の交渉と署名を行うことを歓迎する。

   (8)世界のバリューチェーンの発展とサプライチェーンの連結を推進すると同時に、安全な生産を確保し、社会保障システムを強化する。双方向の投資を増加し、新興産業、貿易、工業パーク、越境経済パークなどの分野の協力を強化する。

   (9)環境、生物の多様性、自然資産の保護、気候変動対策、災害対策、災害削減、災害リスク管理能力の向上、再生可能なエネルギーとエネルギー効率の促進などの分野の協力を強化する。

   (10)通関手続きなどの情報交流を強化し、監督管理の相互承認、法執行の相互協力、情報の共有を推進する。税関の提携を強化し、手続きの統一化、コスト削減などの方式によって、貿易の利便化を促進すると同時に、知的財産権保護の協力を促進する。

   (11)長期的で安定した持続可能な融資システムの構築に協力する。金融施設の相互連結を強化し、投資・融資モデルとプラットフォームを革新し、金融のサービス水準を引き上げる。現地の金融市場により良いサービスを提供する機会を模索する。開発型金融機関が積極的な役割を発揮し、多国間開発機関との協力を強化することを奨励する。

   (12)安定した公平な国際金融システムの構築に向けて貢献する。決済システムの提携と金融包摂などのルートの推進を通じて、金融市場の相互開放とコネクティビティを促進する。金融機関が関係国と地域に出先機関を設立することを奨励する。自国通貨での二国間貿易決済・協力協定への署名を推進し、 自国通貨の債券・株式市場を発展させる。対話を通じた金融提携の強化を奨励し、金融リスクを回避する。

   (13)人文交流及び民間の結びつきを強化し、教育、科学技術、スポーツ、衛生、シンクタンク、メディア及び実習・研修を含む能力開発などの分野の実務的協力を深化する。

   (14)さまざまな文明間の対話と文化交流を奨励し、観光業の発展を促進し、世界の文化及び自然遺産を保護する。

   我々が「一帯一路」建設を手を携えて推進し、コネクティビティの提唱をリンクさせる努力を強化し、国際協力に向けて新しい機会を提供し、新しいエネルギーを注入することは、開放型の包括的で包摂的なグローバル化の実現を推進するために有益だ。

   我々は次の内容を再び言明する。平和を促進し、互恵協力を推進し、『国連憲章』の趣旨・原則と国際法を尊重することは我々の共同責任だ。包括的で持続可能な成長と発展を実現し、人民の生活水準を高めることは我々の共同目標だ。繁栄した平和な人類の運命共同体を形成することは我々の共同の願いだ。

 

(新華社より)

 

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