新華網鄭州5月8日(記者/曹凱、張興軍、劉金輝)2017鄭州航空展に参加した英国、フランス、イタリアの軽飛行機8機が6日の夕方、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧列車」に載せられて鄭州ランドポート(Zhengzhou Land Port)を離れ、はるか彼方にあるドイツ・ハンブルクに向けて出発した。フランスのアクロバット飛行チーム「Captens」の航空機エンジニアであるクレメント・シュナイダー(音訳)氏は、「『中欧列車』は海上輸送よりもより速く、より安全で、航空機を鄭州まで運ぶのに17日間しかかからず、海上輸送より少なくとも1ヶ月の時間を節約できる。」と述べた。
これは「中欧列車」(鄭州)が飛行機を載せて国境を往復する初業務にあたる。鄭州からドイツ・ハンブルクに向けて出発した「中欧列車」は現在、「往と復はそれぞれ4便の毎週8便」において双方向での貨物の満載を常態化させた運営をすでに達成させている。「中欧列車」(鄭州)は四半期に63便を運行し、輸送貨物総額は4億2100万ドルに達し、運行便数、輸送貨物総額はそれぞれ前年同期比 50 %増、122%増で、貨物総量の多さや国内・国外における貨物の集積・振り分け出荷の範囲の広さいった総合的な実力によれば、「中欧列車」が運行する20余りの都市でトップレベルの地位を維持し続けている。河南省を含む中国で3番目となる自由貿易試験区7カ所が4月1日、正式に開設され、そのうちの5カ所が中西部地域にある。中国は河南省に南北を貫き、東西を繋ぐ現代的な立体交通システムと現代的な物流システムの構築を加速させており、自由貿易区の建設が「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)」構築に奉仕するための現代的な総合交通ハブ(中枢)や全面的な改革開放の試験田及び内陸開放型経済モデル区となる見通しだ。
独特な地理的条件と物流の優位性が河南省の内陸開放高地建設、外向型経済発展の後押しのために尽きることのない原動力を与えている。鄭州税関の統計によると、2016年の河南省の輸出入額は前年同期比2.6%増の4714億7000万元で、対外貿易の輸出入総額が初めて全国でトップ10入りを果たしたという。
(新華社より)
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