新華網北京4月28日(記者/高敬)青空を守るためにいかにして対策を練るのか。科学的な戦略が求められる。
26日に開催された国務院常務会議で、環境保護部が主導し、科学技術、中国科学院、農業、工業情報化、気象、衛生、大学などの多数の部門と機関が連携して集中的に難関を攻略し、北京・天津・河北省及びその周辺地区の秋・冬季の大気の重度汚染の原因、重点業界と汚染物質の排出を管理抑制する技術、住民の健康保護などの難題をめぐり問題点を克服し、群衆の健康への不安を軽減する方針が確定された。
環境保護部の陳吉寧部長は次のように説明した。環境保護部は現在、北京、天津などの30余りの都市でPM2.5汚染源の解析活動を展開している。各地で産業構造、エネルギー構造、生産生活条件が異なるため、汚染物質の汚染源と構成の割合に格差があり、且つ格差が大きくなるときがある。たとえ、同じ都市であっても、季節性の変化によって、汚染物質の汚染源も変化する。
これと同時に、重度汚染の天候は、汚染物質の排出と気象条件が総合的に作用した結果と言える。科学的な汚染対策と正確なスモッグ対策を真に実現するためには、気象条件の変化を正確に予測することを前提に、綿密で正確な重度汚染対応措置を含む大気汚染防止プランを計画・設計しなければならない。
北京市・天津市・河北省及び周辺区域は、中国の重度汚染天候による影響が最も深刻な地域だ。専門家は次のように指摘する。大気汚染対策を北京市・天津市・河北省の協同発展の重要任務として位置付け、動向予測や緻密な対策プラン、カバナンス措置のコスト効果などの重要な技術を重点的に研究開発する。地域の複合的な大気汚染に対処する科学的なサポートシステムを形成し、重度汚染の過程での防止とコントロール及び大気質保障サービスチームを設置し、研究による判断——策定——実施——評価——改善に向けた計画サポートシステムを構築する。
(新華社より)
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