劉結一国連大使は7日、「中国は対話による国際問題の解決を主張している。各側が協力し、シリア情勢の悪化を防止することは急務だ」と述べました。
国連安保理はこの日、シリア問題をめぐる会議を開きました。会議で劉大使は、「シリア紛争によって、大勢の市民が死傷した。中国は現地に住む人々の気持ちを十分に理解している。今は対話を行い、問題の適切な解決を求め、シリアの人々の正常な生活を回復し、国の再建を実現させなければならない」と発言しました。
また、劉大使は、「政治的解決が唯一の方法である。軍事手段では問題が解決できないどころか、シリア国民を一層苦しめ、地域情勢の悪化をエスカレートさせるだけだ。軍事手段の行使は、シリアと周辺地域、そして国際社会の共通利益に背く行為である。中国は外交ルート、政治的解決、対話と交渉のメカニズムを固く守る。国連の斡旋と、シリア問題を担当するデミストゥラ特使を支持し、ジュネーブ和平交渉の進展を推し進め、シリア問題の政治的解決のために全力を挙げる」との立場を示しました。
(中国国際放送局)
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