中国国家発展改革委員会と建設省がこのほど共同で、『生活ゴミ分別制度実施方法』を発布しました。2020年末までに、基本となるゴミの分別に関連する法律や基準を整え、実施可能な生活ゴミ分別のモデルを確立します。また、46都市で生活ゴミの強制分別を行い、生活ゴミのリサイクル利用率を35%以上に引き上げることにしました。さらに『方法』は、ゴミの収集、輸送、リサイクル、最終処理などについて具体的な計画を定めています。
中国の都市部では、ゴミ分別活動を数年前から実施しているものの、住民の意識が不十分なうえ、政策が整っていません。また、ゴミ分別技術や施設が立ち遅れていることもあり、ゴミ分別活動は進められていない状況です。今回、新しく発布された『生活ゴミ分別制度実施方法』によって、中国のゴミ分別における発展の方向性を指し示すことになります。
『方法』によりますと、ゴミの強制分別の主体となるのは、46都市の政府機関や、学校、病院、駅、ホテル、レストラン、ショッピングセンター、それに関連企業で、住民に対しては、法律を完備した上で、奨励と取締りを結びつけた方法を通じて、時間をかけてゴミ分別の習慣を定着させるとしています。
(中国国際放送局)
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