新華網ウェリントン3月28日（記者/王蕾、宿亮）李克強国務院総理は現地時間の3月27日午前、ウェリントンの総理府でニュージーランドのイングリッシュ首相と会談した。
李克強総理は次のように表明した。国交を樹立して45年にわたり、双方は相互尊重、平等・協力の原則を守り、ハイレベルの政治的相互信頼を構築し、また実り豊かな実務的協力の成果を収めてきた。2014年には習近平主席がニュージーランドを公式訪問し、両国関係が全面的戦略的パートナーシップに昇格している。中国側はニュージーランド側と引き続き政治的相互信頼を増進させ、各階層の往来を緊密にし、実務的協力を開拓して、中国・ニュージーランドの戦略的パートナーシップが新たな段階へ進むように推進していきたい。
李克強総理は次のように指摘した。中国・ニュージーランドの発展戦略は一致度が高く、相互補完の優勢が明らかだと言える。中国側はニュージーランド側と協力の潜在力を掘り下げ、「1 + 3」アップグレード版の互恵協力の新構造を構築し、「アップグレード版」自由貿易区を打ち出し、貿易と投資の開放度を更に拡大して、経済貿易協力のレベルを高め、発展戦略の連結、イノベーション駆動、農牧業の協力を3大成長エネルギーとして、中国・ニュージーランドの協力に多元的支えを提供することを望んでいる。そして、「一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）」の協力を強化し、両国の企業に新たなチャンスを提供する。また、共同研究や情報共有を強化し、新業態と新しいビジネスモデルの協力を導き出し、クロスボーダー電子ビジネスの協力を開拓する。また、気候変動対応の分野で協力を強化する。
李克強総理は次のように強調した。当面の国際情勢は復雑で変化が多く、逆グローバル化と保護主義が台頭している。中国とニュージーランドはともに経済のグローバル化と地域一体化の提唱者且つ受益者で、手を携えて協力し、国連憲章の趣旨と原則を守り、経済のグローバル化のプロセスを揺るぎなく推進し、開放型の世界経済を共同で構築し、自由貿易の旗印を高く掲げ、アジアインフラ投資銀行（AIIB）の枠組み下での協力を強化し、東アジア地域包括的経済連携（RCEP）の交渉を加速して、アジア太平洋地域と世界経済の成長及び地域の平和、安定、繁栄のために積極的な役割を果たしていくべきだ。
（新華社より）
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