新華網北京2月16日(記者/華義)最近、日本の福島第一原子力発電所(第一原発)2号機の原子炉格納容器内で超高濃度な放射線量が測定されたニュースが注目され、公衆は福島原発の放射能漏れ事故が再びもたらす恐れのある危険性に対し懸念が生じている。では、このような懸念は必要なのか。放射能漏れ事故の発生から約6年後、福島原子力発電所にはまだいったいどれほどの危険性があるのか。
「超高濃度な放射能」とはどういうことか
損壊した福島原発2号機原子炉(新華/AP通信)
東京電力は先日、福島第一原発2号機の原子炉格納容器内の最大放射線量が最新で毎時650シーベルトと推定されたと発表し、これは2012年に測定された放射線量の9倍に近いという。人はこのような環境の中では数十秒ほどですぐに死に至り、東京電力の調査用ロボットでさえ格納容器に入ってから相次いで故障している。
2011年の「東日本大地震(3•11地震)」で放射能漏れ事故が起きてから、福島第一原発の1~3号機のすべての炉心が溶け出し、即ち原子炉圧力容器の燃料棒の冷却機能が失われてから、超高温まで迅速に上昇して溶融し、溶けた核燃料が圧力容器の底から外側にある格納容器に漏れ出た。