まだ日本に旅行に行くことができるのか
(写真はネットより)
福島第一原発に関するニュースが明らかにされるたびに、日本にまだ行くことができるのか?日本の食品はまだ食べられるか?と訊ねる人がいる。現在、福島県内の第一原発に近い一部の地域を除き、日本国内全体の大気中の放射能レベルは大幅に減少し、東京を含む大部分の地域では「3•11地震」前のレベルまで下がったという。
2011年の原発事故発生後、日本政府はヘリコプターなどを使って、福島及び周辺県の地表(土壌)から高さ1メートルまでの大気中の放射線レベルに対して何度も調査を行ってきた。日本・原子力規制委員会が今月13日に発表した最新データでは、第一原発に近い福島県東部地域を除き、関東や東北地方の大部分の放射線量が毎時0.1シー ベル以下で、東京以北の群馬、茨城、栃木の3県における一部地域の大気中の放射線量は毎時0.1~0.5マイクロシーベルトだったことを示している。
日本政府が公表した東京の大気中の放射線量は毎時0.05マイクロシーベルトで、記者がこのほど、放射能測定器で東京市内の多数の地域で測定した結果も同じだった。毎時0.05マイクロシーベルトは年間放射線量0.5ミリシーベルト未満に換算される。この放射線量の水準は自然放射線の世界の1人当たり放射線量2.4ミリシーベルトを大幅に下回り、日本の放射線医学総合研究所が発表した日本人1人当たりの年間自然放射線量1.5ミリシーベルトよりも少ない。
食品と飲用水について、日本政府は食品の放射性物質の上限を1,000グラム当たり100ベクレル、飲用水は1,000グラム当たり10ベクレルと規定している。原発事故発生後の一定期間内に、日本の福島及び関東地区の多数の地域で食品と飲用水から基準値を超えた放射性物質が検出された。福島近海の海産品は捕獲と市場での販売が禁止され、中国も福島などの日本の10の都と県の食品の輸入を禁止している。
一方で、事故発生から約6年が経過し、日本の大多数の地域では現在、基準値を超えた放射性物質が検出された食品と飲用水はなく、市場で購入できる食品の安全性にほぼ問題はない。