友達にコーヒーをごちそうしたいと思った時、わざわざ店で会う約束をして注文して……という手間をかけなくてもごちそうできるようになった。「微信」(WeChat)とスターバックスはこのほど、オンラインのソーシャルネットワーキングサービスを利用したプレゼント体験サービスを打ち出し、微信は社交消費分野での新たな参入イメージを切り開くことになった。「北京日報」が伝えた。
微信のオサイフ画面(銭包)を開けると、スターバックスが滴滴、美団、58、京東、大衆点評などと一緒に第三者サービスアイコンの中に並び、スタバアイコンに進むと、2つの商品が出てくる。1つは友人にコーヒーをごちそうするという商品で、具体的なメニューとプレゼントする際に表示されるカード画面を選べるようになっている。もう1つは一定の金額のスタバ商品券で、プリペイドカードに似ており、金額や利用場面にふさわしいカード画面を設定できるようになっている。これらの商品を購入すると、メッセージを打ち込む画面に進み、続いて友人を選択し、プレゼントを贈る。贈られた友人は紅包(電子お年玉)と同じような手順で受け取り、近くのスタバ店舗で利用する場合には微信のスタバプレゼントカードの画面を開き、店側のバーコードに読みとらせれば、プレゼントされたコーヒーを無料で楽しむことができる。
通信販売産業の専門家・■(龍の下に共)文祥さんは、「微信のオサイフサービスの中の第三者サービスは、これまでは滴滴、美団外買など騰訊(テンセント)が株式参入した企業に限られていたが、このたび初めて目立つ場所に真の第三者企業が登場し、実に珍しいケースだといえる」と分析する。また業界関係者は、「これは微信が社交消費に乗り出すための一つの試みだ」との見方を示す。
(人民網日本語版)
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