国連事務総長のドゥジャリク報道官は、1月31日、定例記者会見で、「国連は、アメリカがいち早く移民制限を解除することを望む」と述べました。
更に、グテーレス事務総長がこの日発表した声明を読み上げ、「戦争と衝突から逃れた難民は、多くの国が境界を閉ざすことによって、受けられる保護策がますます少なくなっている」との懸念を示しました。
グテーレス事務総長は、また、「各国はそれぞれの国境を管理し、テロリストの侵入を防ぐ権利と義務を持っている。しかし、宗教、民族或いは国籍にかかわる、いかなる形の差別をもするべきではない」と指摘しました。
その上で「盲目的な措置には大抵効果がないし、今日の世界における複雑なテロリズムの行動を収めることはできない。また、差別は不安と怒りをもたらす。これはテロ組織がそのイデオロギーを宣伝することに役立つ恐れがある」と指摘しました。
(中国国際放送局)
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