マレーシア海上法令執行庁(MMEA)は先月31日、中国人観光客を乗せた客船がマレーシア・サバ州ムンガルム島付近の海域で消息を絶った事件について、引き続き捜索活動を進めているが、新たに発見された行方不明者はいないことを明らかにした。生存率が著しく低下するといわれる「72時間の壁」が近づく中、捜索活動をさらに強化するとしている。
先月28日、中国人観光客28人と乗員3人の計31人を乗せた客船がコタキナバルからサバ州の有名な観光地ムンガルム島に向かう途中で消息を絶った。これまでに乗員2人と観光客23人の計25人が救出された。MMEAの29日の発表では、救出された人のうち観光客3人の死亡が確認されたほか、まだ6人が行方不明だという。
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