米国のトランプ大統領が27日、難民の受け入れを一時的に停止し、7カ国の一般市民を対象とするビザの発給を停止すると発表したことを受け、カナダのトルドー首相は28日、難民を歓迎する立場を表明しました。
トルドー首相は自身のツィッターに、「迫害やテロ、そして戦争から逃れんとするみなさんをカナダは歓迎する…ダイバーシティこそが我が国の強みだ」と書き込んだ他、別の投稿では、自らが2015年に空港でシリア難民の子どもを迎える写真を掲載しています。
また同日、カナダウエストジェット航空は、米国のトランプ大統領が公布した大統領令に従い、中東地域からの乗客一名の米国渡航を阻止したことを明らかにすると共に、「米国路線を運航するカナダの全ての航空会社は、米国税関国境警備局から、カナダとイラン、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメン、イラクなど7カ国との二重国籍を持つ旅客の米国入国を拒否するとの通達を受け取った」としています。
米国のトランプ大統領は27日、米国務省が今後120日間にわたり、すべての難民の受け入れを停止すると共に、今後90日間にわたり、イラン、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメン、イラクなど7カ国の一般市民を対象とするビザの発給を停止するほか、シリア難民の入国を期限を定めず停止する旨の大統領令に署名しています。
(中国国際放送局)
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