全国の総人口は2020年に14億2000万人前後に、2030年に14億5000万人前後に達する。国務院が先ほど印刷・配布した「国家人口発展計画(2016−30年)」で明らかになった。
同計画は今後15年間の全国人口発展を指導する綱領的文書で、全面的に人口・計画生育業務を行うための重要な根拠だ。また経済・社会の発展のマクロ政策を支える。同計画の要旨は下記の通り。
中国の人口発展は今後十数年、特に2021−30年に重要な転換期を迎える。人口は2030年頃にピークに達し、生産年齢人口が変動しつつ減少し、高齢化が深刻化する。人口流動は依然として活発で、過程が多様化の傾向を示す。
中国の人口情勢も一連の課題を迎える。適度な生育水準を実現する上で大きな圧力が存在し、高齢化の加速による悪影響が拡大し、人口の合理的で秩序ある流動が体制・メカニズムの壁に直面する。人口・資源環境の許容力のバランス維持も苦しい状況が続き、家庭の発展と社会の安定のリスクが蓄積を続ける。
全面的な二人っ子政策後、第13次五カ年計画期間中(2016−20年)に出生数が増加する。第14次(2021−25年)以降は出産適齢期の女性の数が減少し、高齢化により死亡率が上昇し、人口増のペースが鈍る。総人口は2030年頃にピークを迎え、その後は減少を続ける。
2020年までに全面的な二人っ子政策の効果を十分に発揮し、生育水準を適度に高め、人口の素養を絶えず改善し、構造を徐々に改善し、分布をより合理的にする。
合計特殊出生率を徐々に引き上げ、適度な水準で安定させる。総人口は2020年に14億2000万人前後に、2030年に14億5000万人前後に達する。
(チャイナネット)
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