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新華網北京12月19日(新華社記者/鄭直、何軍、王君宝)2016年の中国のスポーツを振り返ると、多くの人々は疑いなく8月に開催されたリオオリンピックを思い浮かべるだろう。しかし、1ヶ月後の同じ会場では、他の大勢の人々が同じ様に懸命な奮闘と汗水により自身の人生を描き、また五星紅旗(中国の国旗)にも新たな栄光を加えていた。運命との抗争を経てあの競技場に姿を現した彼らは、その生命がひときわきらきらと、華麗に輝いていたのだ。
かつて中国国家卓球チームが天下無双の成績を勝ち取った卓球台の前でラケットを振り、孫楊などの選手たちがかつて力の限りを尽くして闘ったプールで存分に泳いた……金メダル107個、銀メダル81個、銅メダル51個で51項目の世界記録を破り、アテネ・パラリンピックから続いてきた4回のパラリンピックで金メダルとメダルランキングの「ダブルナンバーワン」を勝ち取った、というのが中国のパラリンピック軍団が出した成績リストだ。
車椅子に乗った栄静と対戦者が互いに相手の目から流れた涙を拭き合っていた場面は、彼女自身を含む多くの人々がリオパラリンピックで最も心に残った記憶だといえる。微笑んだ顔に涙がきらきらと輝く様子は、彼女が競技場で勇気を奮って金メダルを奪おうとした気負いを思いつかせない。中秋節の当日に述べた「この金メダルは異国にいる私が祖国へ贈った中秋節のプレゼントです!」の言葉が、「最も美しい女剣士」の熱い愛国心をいっそう記憶させている。
「パラリンピックに参加した選手たちは障害者に生活上の希望を見出ださせ、彼らに『私はできる!きっとできる!今日できなくてもトレーニングを経れば、ハードなトレーニングを経さえすれば、私はきっとできるんだ!』と伝えているのです。」と中国身体障害者連合会の張海迪会長は語った。
(新華社より)
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