新華網北京12月5日 5日午前9時30分頃、深セン証券取引所8階の大ホール内で、取引開始の鐘の音とともに、「深港通」(深セン・香港ストックコネクト)が開通し、香港証券取引所でも取引開始のドラの音が鳴った。深セン、上海、香港の三地の株式相互取引がスタートし、内地と香港資本市場のコネクティビティがさらに一歩前進した。
「滬港通」(上海・香港ストックコネクト)より多くの投資できる銘柄を抱えており、文化理念がより近い深センと香港の両地の直接に株式相互取引を行うことで、中国資本市場の開放はさらに前に進むと見られる。これは両地の市場にどんな影響を及ぼすのだろうか。中国の資本市場の開放は将来的にどんな光景になるのだろうか。
5日午前の終値で深セン通(香港の証券会社を通して深セン株を買うシステム)の取引額は16億700万元で、394銘柄の株取引が行われた。香港通(深センの証券会社を通して香港株を買うシステム)の取引額は5億2,100万元で、321銘柄の株取引が行われた。「深港通」は順調に導入され、取引は安定している。開放路線に沿って前進し、中国資本市場の将来が期待される。
「深港通」の開通後、上海、深セン、香港の三地の株式相互取引による市場が連動する時代がスタートした。さらに喜ばしいことは、中国資本市場はより多くの海外市場との相互連結を期待していることだ。今年7月、中国証券監督管理委員会(CSRC)の方星海副主席は上海証券取引所はロンドン証券取引所が「滬倫通」(上海・ロンドンストックコネクト)の実行可能性の研究を展開し、順調に進展していることを明らかにした。
「より多くの外国からの投資家が中国の資本市場と経済発展に参加し、内地の投資家も国際的な競争に参加するより多くの機会を得ている。」前海開源基金の朱永強次期執行董事長は、資本を絶えず「交換」し、「衝突」させる双方向の流動において、中国資本市場の資源配分の効率性と成熟度はさらに高まると述べた。
開放は姿勢で、開放は行動だ。スタートが遅かった中国の資本市場建設は足をひと踏みして成功したようなものではないが、開放のスタイルで外国の先端の経験を学習して参考とし、世界の市場競争に一歩ずつ参加することは中国が資本市場で絶えず開放していくテーマの中に含まれる意義だと言える。(執筆記者:許晟、孫飛、王都鵬,参加記者:欧甸丘、劉慧)
(新華社より)
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