新華網キト11月18日 現地時間の16日早朝、朝焼けの光がアンデス山脈中のピチンチャ火山の周りに垂れ込める薄いもやの間に差し込み、山の都市・キトを照らし出した。エクアドルの首都が新しい一日を迎えた。都市の幹線道路の両側には、五星紅旗が風を受けてはためいている。当日のエクアドルの有力紙『エル・テレグラフィオ』の目立つ位置には、『中国とエクアドルの友好協力の新たな架け橋を築こう』と題する中国の習近平国家主席による署名入りの文章が掲載されていた。
署名入りの文章の中で、習主席は次のように指摘している。中国とエクアドルの両国は誠実で相互信頼を持つ良きパートナー、共に発展する良きパートナー、世々代々が友好的な良きパートナー、そして南南協力の良きパートナーとなるべきだ。「兄弟心を同じにすれば、その利、金を断つ。」新たな情勢のもとで、中国側はエクアドル側と手を携えて努力し、双方の人民による友好往来の拡大に便宜を与える堅固な架け橋を築き、中国・エクアドルの関係がより高いレベルへまい進するよう推進していけるよう望んでいる。
エクアドルのアンデス・ペトロレウム(Andes Petroleum Ecuador)の財政・租税及び法務顧問であるマリア・ソライダ・モレノ・マラニヨン(音訳)氏は記者に次のように語った。「習近平主席の今回の訪問は新たな歴史のスタート地点です」「私は(エクアドルという)小型乗用車が(中国という)大型バスにしっかりと付き従って進み、アンデス山脈の山道を覆う濃霧を越えて、ずっと遠くへ前進していくことを望んでいます。」
石油技術者協会(SPE)ラテンアメリカ支部のItalo Cedeno議長は記者に、習近平主席は文章の中で重要なシグナルを伝えており、それはエクアドルと中国の双方が両国関係を新たな高さにまで引き上げるよう努めていくことだと述べている。
エクアドル国立中央大学のMauricio・ Avila教授は、習近平主席が署名入りの文章の中で新たな情勢のもと、エクアドル・中国における友好協力の一層の深化について提起した4つの主張に対し、深い賛同の意を示し、両国がきっと手を携えて発展する良き兄弟、良きパートナーになることができると信じている。中国政府と人民はエクアドルが強い地震に見舞われた際、最も早く援助の手を差し伸べたことを見届けたAvila氏は、感慨深げに「エクアドルに対する中国の支援はプロジェクトや技術、設備、経済貿易といった面だけに体現されているのではなく、更には道徳、正義、リーダーシップなどの面でも体現されている。このような支援はエクアドルの今後の持続可能な発展にとって極めて重要です。」と語った(参加記者:梁君茜、郝雲甫、朱東陽、劉華、劉暢、王聡、蒋国鵬)
(新華社より)
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