新華網北京11月7日(新華社記者/魏良磊、周良)カザフスタンは中央アジアの重要な国で、北はロシアに隣接し、西はカスピ海に臨み、東は中国に接している。中国・カザフスタンによる全面的な戦略的パートナーシップの確立から5年にわたり、双方の各分野での実務的協力は加速・発展の勢いを呈し、実り多い成果を得ており、共同発展、共同繁栄に向けてまい進する1本の「光明の道」が正に中国・カザフスタンの両国人民の前に現れつつある。
カザフスタンはシルクロード経済ベルトの枠組み内での中国との協力展開を非常に重視している。シルクロード経済ベルトの構想がカザフスタンに着実に根を下ろすのに伴い、その模範的効果が次第に明らかにされている。中国とカザフスタンが相互接続で獲得してきた著しい成績は、当地の人民の生活を着実に改善した。
中国・カザフスタン物流基地が2014年5月、中国東部の沿海都市、連雲港で運営を開始した。これはカザフスタン、更には中央アジア全体が太平洋へ通じる出海口を初めて正式に獲得したことになる。2015年2月、連雲港とアルマトイを結ぶ中国― 中央アジア間を走る貨物列車「 中亜班列」が中国・カザフスタン物流基地を出発した。これにより、中日韓の携帯電話やパソコンとカザフスタンの小麦、カリ肥料などの商品が「互いに行き来」している。
中国・カザフスタンの相互接続におけるもう一つの重点プロジェクトとして、「西欧-中国西部」国際ハイウェイ(略称は「双西」ハイウェイ)はカザフスタンの国内区間のほとんどの改修工事がすでに完成し、2017年にはカザフスタンの国内区間の全線開通が実現する見通しだ。世界銀行の予測によると、「双西」ハイウェイが全線開通した後、中国と西欧諸国間の幹線道路での貨物輸送量は2.5倍上昇するという。
中国・カザフスタンの人文分野の協力は、その成果が実り多い。カザフスタンは現在中国語ブームが盛んになっており、中国語が分かることはすでに現地の人が就職する際の踏み台となっている。
中国人観光客の便宜のために、カザフスタンでは今年7月に中国人観光客を対象とした団体ビザを打ち出した。8月にはカザフスタンへ観光に向かう中国公民の第一陣がウルムチから出発した。
ナザルバエフ大統領は少し前に、次のような見方を示していた。カザフスタン・中国の協力の範囲が絶えず拡大し、すでに個別の協力プロジェクトの実行から系統的な経済協力の展開へと転換していることは、協力の成果を著しく向上させる見通しだ。このような互恵的な貿易協力関係は他国と地域協力の模範になるだろう。
(新華社より)
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