中国の呉海涛国連常駐副代表は4日、反テロの協力をさらに深化させ、テロのネットワークを断固として取り締まり、海外テロリストの越境問題への取り組みを強化するよう国際社会に呼びかけました。
国連国際法律事務を担当する第6委員会は、「国際テロリズムの取り締まり措置」を議題とする会議を開催しました。呉副代表は席上、「国際反テロ行動は国連憲章の趣旨と原則に従うべきである。国連と安全保障理事会が主導することを堅持し、政治、経済、金融など多様な手段を採択し、テロリズムの根源とその引き起こす土壌を解消していく。反テロ取締りにおいて『二重基準』の実施や、特定の民族や宗教と関わることは望ましくない」と指摘しました。
また、呉副代表は「テロのネットワークの取り締まりは、反テロ国際社会協力における当面の急務である。国連及びその関連国際機構は極力早めに反テロデータベースを構築して情報資源を共有し、海外テロリストの越境流動を抑止するための条件を確立するよう求める」と述べました。
さらに呉副代表は「長い期間に渡り、中国はテロリズムの被害者として、『東トルキスタンイスラム運動』をはじめとするテロ勢力に脅かされている。中国は国際反テロ陣営の一員として、あらゆる形のテロリズムと暴力極端主義を断固として反対する。テロ勢力を断固として取り締まり、人民の命と財産の安全を守っていく。今年1月1日から、『反テロ法』の実施が始まり、法に基づきテロの取り締まりにしっかりとした法的保障を提供している。中国は相互尊重、平等協力という精神で、各国と共に努力し、交流と協力を強化して、国際社会のテロ取り締まりが新たな進展を収めるように推進していく」と強調しました。
(中国国際放送局)
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