英メディアが報じた最新のデータによると、中国を留学先に選ぶイギリス人学生数がここ1年間で、急激に増加しているということだ。権威ある専門家は、この先数年で中国はイギリスを抜き、世界2位の留学生受入国になると予想している。参考消息が伝えた。
英国「インデペンデント」紙の報道によると、2015年には、39.7万人の外国人留学生が中国へ留学に訪れた。これは10年前の2倍以上となり、結果、中国は、カナダ、ドイツ、フランスを抜き、外国人留学生が最も好む留学先の一つとなった。なかでも、中国で学位を取得したり、交換留学をするというイギリス人留学生の数は10年前の3倍となっている。
専門家は中国政府の努力により、中国の教育レベルが向上していることと、学位を取得課程の学生を対象とした奨学金制度が、前述のような傾向を生み出した要因だとしている。
留学生公寓網のある調査レポートでは、2020年までに、中国はイギリスを抜き、2番目に外国人留学生が好む留学先となり、外国人留学生が最も好む留学先の米国に挑戦することになると予想している。
また同報道では中国の教育レベルの高さはすでに認められている上、若者、特に商学や経済学を専攻する学生にとって、中国は今まで以上に魅力的な留学先になっているという。
ブリティッシュ・カウンシルの広報担当者は、「中国は今教育に大いに投資をしており、明らかに世界経済や政治の舞台ですでに重要な役割を担っている」と話した。
さらに、「学生たちは徐々に、中国で学んだことを職場で発揮し、認められることを意識し始めた。そのため、訪中留学生数がこのように増加していることは、おかしなことではない」とした。
(人民網日本語版)
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