新華網東京電力9月18日(記者/華義)日本・東京大学の研究チームが発表した最新の研究報告書は、大地震が月の引力と関係している可能性があり、マグニチュード(M)の値が比較的大きい地震は月の引力がやや強く働く時に更に発生しやすいと伝えた。
東京大学で地震物理学を専門とする井出哲教授らは20年にわたって世界で発生したM5.5以上の地震と当時の潮の満ち引きの状況について、対比してきた。その結果、M8.2以上の地震12回のうち10回が海水の高潮の前後に発生しており、つまりこれは月の引力が強く働く時期にあたる。2004年のインドネシア・スマトラ沖大地震や2011年の日本の大震災はいずれも、このような関連性を示している。
研究チームは次のように分析している。月の引力は海面水位の変化を引き起こすことができ、同様に地殻の圧力にも影響を及ぼすことができ、潮位が1メートル変化するごとに海底の圧力はおよそ1万パスカル変動する。このような変化は地震が放出するエネルギーと比較すると非常に微弱ではあるが、大地震を促進する「最後のワラ」となる可能性がある。
(新華社より)
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