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中秋節について
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-09-14 09:45:20 | 新華網 | 編集: 吴寒冰

 旧暦8月15日の中秋節は、春節、元宵節、端午節とならぶ「中国の四大伝統祭り」と呼ばれている。「仲秋節」とも称されるこの祭日は古代中国の帝王が秋の季節にお月様を祭る礼から由来する。ちょうど三秋の半ばに当たるため、「中秋」と名づけられた。

 中秋節には月餅を食べたり、明月を楽しんだりし、この風習が世世代代に受け継がれてきた。中秋節は全世界の華人たちが一家団らんを祝う美しい祭日である。中秋節は中国の人々が家族の親睦や民族の団結、国家の統一を祈念する願いの日でもある。

 中秋節の夜には、各地方で月を祭り、月見を楽しむ。

 北京の月祭りでは、位牌を設ける。香炉に「太陰星君」という文字が印刷された「月光碼」(月神の像を印刷した紙)を挿したり、嫦娥と玉兎(月のウサギ)が薬を搗いているデザインの大きな月餅を立てたりして、月の位牌を表している。玉兎は嫦娥が天に昇るとき、ウサギを抱いて月へ行ったとされるからだ。その玉兎は、神薬山からつんできた薬草を絶えず杵で搗いているという。それが「玉兎搗薬」(月のウサギが薬を搗く)という故事のルーツだ。その後、民間の職人たちは「兎児爺」を作り、売るようになった。

 現在、マンションに住んでいる人は、ベランダでしか月見ができなくなってしまった。しかし、豊かな家庭の場合は、早々とレストランを予約して、食事をしながら月見を楽しむ。都会の「マイカー族」たちは、食べ物などを用意して、家族連れで景勝地へと月見に出かける。広州、香港のあたりでは、小舟に乗って月見をするのがはやっている。

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