(写真はネットより)
新華網ウラジオストク9月6日(新華社記者/魏良磊、呉剛)日本の安倍首相はこのほど、ロシアのウラジオストクで第2回東方経済フォーラムに出席し、ロシアのプーチン大統領と会談を行い、双方は経済分野の協力を強化することを決定した。これは5月のソチ訪問に続き、安倍首相の今年2度目のロシア訪問になる。
アナリストは次のように指摘する。安倍首相はこのほど、ロシア外交の強度を引き上げ、経済協力を通じて領土問題解決などの政治目的を実現することを画策している。一方で、日本経済そのものが困難に直面し、ロシアの領土問題への強硬な姿勢もあるため、安倍首相の企ては実現が難しいと予想される。
経済協力を強調
安倍首相は2日、プーチン大統領との会談で、次のように表明した。極東地区の開発はロシアの重点任務の一つであり、日本は最大の努力を払い、ロシアと極東で協力することを望んでいる。一方で、プーチン大統領はロシア側は政治的側面から両国企業の連携を強化したいという意向を支持すべきだと考えていると述べた。
今回の訪問のために、安倍首相は出発前に「対ロシア経済分野協力担当大臣」のポストを新設し、腹心の世耕弘成経済産業大臣に兼務させた。安倍首相は世耕氏をロシア訪問に同行させただけでなく、プーチン大統領との会談にも出席するように手配した。日本の時事通信社は経済を重視するプーチン大統領にとって、この準備は一つのポジティブなシグナルだと指摘する。