20カ国・地域(G20)杭州サミットがまもなく9月4日から5日にかけて開催されます。今回のサミットは「革新的で、活力ある、連動した、包摂的な世界経済の構築」をテーマにしており、初めて「成長方式の革新」を重要議題の一つにし、広範囲に渡って関心を集めています。
現在、世界経済をはじめ中国経済も既存の成長原動力と新たな成長原動力の転換、モデルチェンジ・グレードアップの加速という課題に直面しています。しかし一方、世界経済の回復は緩やかで、不確定性が増す中、中国経済は比較的安定した成長を保っています。今年の上半期、中国経済は去年同期比で6.7%の成長を見せ、世界経済の成長にとって依然として重要な原動力の役割を果たしています。それと同時に、中国は構造性改革に力を入れ、モデルチェンジと構造調整、供給側構造性改革を推進しています。また、政府機構の簡素化と権限の委譲を深化させ、民衆の起業と革新を促進して、大きな成果を収めており、より良い発展の見通しを示しています。
中国経済と世界経済が強く、持続可能でバランスのとれた発展を遂げるため、中国は今回のG20杭州サミットを契機にして、革新駆動型発展戦略と構造性改革によって成長方式を革新し、各国の経済成長に原動力を注ぎ込んで、世界経済に活力を与えていくことを提案しています。
(中国国際放送局)
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