中日友好協会は25日、青少年交流を目的に訪中した日本の「Shorinji Kempo Group」訪問団の歓迎レセプションを北京で行いました。今回の訪問団は71人で、14の都道府県の27校から58人の高校生が参加し、23日から29日まで、北京、鄭州、上海などを訪問し、地元の学生らと交流するほかに嵩山少林寺を訪れる予定です。
中国人民対外友好協会宋敬武副会長
歓迎レセプションに出席した中国人民対外友好協会の宋敬武副会長は挨拶で、「訪問団は中国でホームステイをする予定だ。同じ世代の仲間と生活し、共に学び、共に遊び、中国の普通の生活を体験して欲しい。今回の訪問を通じて、ありのままの中国をよく知り、中国人からの友好感情を感じとってもらいたい」と期待を述べました。
「Shorinji Kempo Group」宗由貴総裁
訪中団の顧問を務める「Shorinji Kempo Group」の宗由貴総裁は、「中日友好を担う次世代を連れてくることは、価値があることだ。これからの日本の将来を担う若い人たちに、今回の訪問を通して、いろいろなものを見て、触れて、感じて、友達を作り、貴重な体験をしてもらいたい」と話しました。
日本大使館山本恭司公使
また、レセプションに出席した日本大使館の山本恭司公使は、「最近の日本のテレビや新聞では中国に対する否定的な報道が少なくない。今回の訪問で、自分たちの目で見て、中国の人と直接触れ合うことによって、自分自身で中国を感じて欲しい。それが日本のメディアが伝えている中国のイメージと全く違うかもしれないが、それを家族や友人に伝えることで、将来の日中関係の基礎となる」と挨拶しました。
少林寺拳法を披露する学生
参加者の静岡県立静岡西高校の小和田司さんは「街や建物のスケールがでかいと感じた」と初訪中の感想を語り、少林寺を見学することに対し「高校から始めた少林寺拳法の元となったものをしっかり見て、今後の練習に活かしたい」と意気込みを語りました。
また、初めて中国を訪れた東京都富士見丘学園の作山友香さんは「日本と違う元気さを感じた。中国の学生が積極的に接してくれて、活発だと感じた」と感想を話しました。(取材・写真:RYU)
(中国国際放送局)
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