新華網北京8月19日 (記者/白潔、崔文毅)中国国務院の李克強総理は18日午後、人民大会堂で中国を公式訪問中のミャンマーのアウン・サン・スー・チー国務資政と会談を行った。
李克強総理は次のように述べた。アウン・サン・スー・チー氏が国務資政に就任後、中国を東南アジア諸国連合(ASEAN)を除く最初の訪問国にしたことは、ミャンマー政府及びアウン・サン・スー・チー氏本人が対中関係の発展を高度に重視していることの表れであり、中国はこれを賞賛する。
李克強総理は次のように指摘した。我々はミャンマー側と政治の相互信頼を強固にし、政府、議会、政党、軍隊、地方、社会団体などの交流と協力を強化し、中国とミャンマー関係が新しい時期により大きく発展するように推進し、地域の平和、安定及び繁栄を共同で促進することを希望している。
李克強総理はまた、次のように強調した。中国側はミャンマー側と発展戦略の連携を強化し、重点分野の協力をより適切に策定することを望んでいる。中国とミャンマーは石油・ガス輸送管、ミッソン水力発電所などの大型プロジェクトの協力を適切に推進し、インフラ建設と相互連結の水準を引き上げる。経済貿易、農林業などの分野の協力を推進する。文化、教育、衛生方面の交流を拡大し、両国の民心を通じさせる橋梁をしっかり築き上げる。
李克強総理はさらに、次のように表明した。中国側はASEANの重要な加盟国としてのミャンマーの役割を重視し、ミャンマーを含むASEAN各国とともに機会を捉え、協力レべルを全面的に向上させ、より緊密な中国-ASEAN運命共同体を構築したいと考えている。
アウン・サン・スー・チー国務資政は次のように述べた。国際情勢は変化しているが、ミャンマー側は継続してミャンマーと中国関係をより一層、強固にし、発展させるために尽力する。中国側とハイレベル交流の勢いを維持し、政治の相互信頼を増進し、疎通の強化を通じて、エネルギーなどの実務的協力を推進することを望んでいる。また、二国間貿易、農業、衛星、教育などの分野の交流と協力を拡大し、辺境地域の安定を共同で擁護し、両国人民の友誼を深め、共同発展を実現する。ミャンマー側はASEAN-中国の対話関係樹立25周年を契機に、ASEANと中国関係の持続的な発展を推進していきたい。
(新華社より)
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