新華網北京8月19日(新華社記者/林恵芬)中国と中東欧諸国は2012年から「16+1」協力メカニズムをスタートさせて4年にわたり、特に中国が「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)の提案を提起してから、中国・中東欧16カ国は双方戦略のドッキング、協力・ウィンウィンの道を共に歩み、経済貿易協力が次第に佳境に入っている。
頻繁で緊密な上層部の往来が国際社会の幅広い注目を引き起こし、中国と中東欧諸国の協力が双方の外交の仕組みにおいて重要な戦略的意義を備えていることも浮き彫りにした。政治的相互信頼の向上と発展戦略のドッキングは、双方貿易協力の新しいビジョンを切り開いた。
インフラ協力分野では、セルビア・ベオグラードのドナウ川にまたがる大橋が2014年末に開通し、セルビア・コストラツ発電所の第1期プロジェクトの大修理が無事に完成し、セルビアの高速道路「E763号線」とマケドニアの二区間の高速道路といったプロジェクトが順調に進んでいる。
中国とユーラシア大陸を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」は2011年に開通して以来、中国・中東欧諸国の相互接続における一大注目点となっている。現在、「中欧班列」の総路線数はすでに39本に達し、中国国内の16都市で「中欧班列」が安定して走り出し、欧州8カ国・10数都市に到着しており、中国・中東欧諸国の経済貿易協力にプラットフォームを提供し、「一帯一路」の貿易往来を円滑で、力強く促進した。
中国と中東欧諸国間の経済貿易協力が絶えず強化されるに伴い、双方の各分野における交流や対話は、今年以降も力強い勢いが現れている。春節(中国の旧正月)が過ぎてまもなく、中国・中東欧の人文交流年活動が正式にスタートした。その後すぐに、中国・中東欧諸国最高裁判所長官会議、中国・中東欧諸国芸術協力フォーラム、中国・中東欧諸国品質検査協力対話、中国・中東欧諸国投資貿易博覧会、中国・中東欧諸国衛生相フォーラム、中国・中東欧諸国地方指導者会議などが次々に行われ、各当事者の相互交流が日増しに強まっている。
中国と中東欧は、一方では世界最大の発展途上国で、もう一方では欧州の新興市場諸国が集中する地域であり、「一帯一路」の提案と「16+1」協力メカニズムはそれぞれの発展のニーズに合致し、各方面の利益に一致する。予見できるのは、双方が共に歩んでゆくことは、その先行きが明るいということだ。
(新華社より)
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