先ごろ発表された世界のスーパーコンピューターの計算速度ランキング「TOP500」で、ランクインした中国のスパコンの総台数は米国を抜いて初めて世界一となった。写真は、無錫の国家スーパーコンピューターセンターにある中国製スパコン「神威太湖之光」(2016年6月20日撮影)。
イノベーション主導型の発展戦略が実行され、企業が独自にイノベーションに注力するなか、中国のハイテク技術は急速に実用化が進み、付加価値が益々高まっている。
「アジアで各国の製品とサービスの最終需要に対する最大の付加価値輸出国は、日米独中心であったものが、中国へ比重が移り変わっている」と、日本の経済産業省が「通商白書2016」で指摘した。「白書」によると、米国向けの高付加価値の部品輸出などについては、中国において付加される付加価値の比率が上昇を続け、2006年頃に中国が日本を上回った。
アジア開発銀行がこのほど発表したリポートによると、中国の製造業がアジアのハイテク製品輸出に占めるシェアは、2000年は9.4%に過ぎなかったが、2014年には43.7%に拡大し、日本を抜いて既にアジア最大のハイテク製品輸出国になっている。
(チャイナネット)
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