新華網アテネ7月4日(記者/陳占傑、劉咏秋)ギリシャ議会は6月30日の夜に三分の二以上の多数により、中国中遠集団がギリシャ最大の港であるピレウス港を運営するピレウス港湾管理局の多数の株式を買収する協議を承認した。
鄒肖力駐ギリシャ中国大使は議会の採決結果を知ってから新華社記者に、これは両国政府と各界の関係者が10年にわたって共に努力してきた結果で、当プロジェクトは双方の共同の利益に一致し、ギリシャを「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設の重要な力とさせており、ギリシャ経済の回復に有利で、また両国の協力に新しく且つすばらしい未来も切り開いたとの見方を示した。
ピレウス港湾管理局の業務はクルーズ ターミナル、フェリーターミナル、自動車ターミナル、コンテナターミナル、造船・船舶修理工場、石油ガスポートといった6分野に及び、中遠集団による多数の株式購入は、ギリシャ最大の港の運営を引き継ぐことを意味し、同時にこれは中国企業による初の海外における港全般の運営の引き継ぎでもある。
経済界の関係者は、ピレウス港プロジェクトはピレウス港にアジア製品やサービスを欧州へ輸出する重要な中継港を作り出させ、「一帯一路」建設を強力に推進するのに役立つものとみなしている。ギリシャの経済産業研究所のある報告書は、当プロジェクトが2052年の満期までにギリシャ経済に15億ユーロの貢献を行い、12万5000件の直接または間接的な雇用を創出する見通しであることを示している。
(新華社より)
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